☆がんばれドワっ娘奮闘記
■ Chapter12 Scean5 ◆ 2月26日 インナからの手紙
前略
お母さん お元気ですか?
私は今、賑やかな街から遠く離れたハイネスという村で小作人をしています。
せっせと種を植え付け収穫器という道具を使って刈り取るのです。
今日は2週間に一度のインナドリル城の防衛の日でした。
私が仕えてる盟主にはそれはそれはお世話になっていることもあって進んで参加するのですが
まだまだ若い私にはたいした仕事はもらえません。
でも お母さん 今日は初めて仕事をもらいました。
「斥侯」という仕事です。
お母さん 読めますか?
どうも偵察をする仕事らしいのですが 実は私には読めませんでした。
読めないということがこんなに不自由に感じたことはありません。
辞書を引くこともできず もちろんパソコンに打ち込むこともできずに途方に暮れました。
誰かに聞こうにも恥ずかしくていまさらそんなことが聞けるわけもなく
いろいろ入力しては変換の繰り返し悪戦苦闘とはこのことをいうのでしょうか?
どれくらい時間が経ったでしょう 「せっこう」にたどり着いたのは戦争の始まる数分前でした。
正直 うれしかったです
ようやく辞書で調べることもできました。
「斥侯」 : 敵情や地形を密かに偵察すること、またそのために差し向ける少人数の兵
少し賢くなったような気がします。
お城には外に高い城門があって私はその上で見張りをしながら次々にはいってくる情報と総指揮者の指示を
仲間に伝えます。
総指揮者の言葉をそのまま伝えるのですが言葉が不足していると仲間から怒られます。
たまに敵が攻めてくれば伝令を伝えるのに夢中で逃げ遅れて死亡したりもしました。
なかなか難しい仕事です。
今回の防衛はほとんど攻めらしい攻めがなかったのでみんな暇をもてあましていました。
でも私はこの仕事を一生懸命こなしたつもりです。
昔 お母さんがリネージュという世界で大きな連合を率いて戦争をしていたときに「情報の収集は一番大事な仕事なのよ」って
言ったことがこの間のように思い出されました。
お母さん
今度この仕事につく人がいたら誰よりも「ご苦労様」って言ってあげようと思います。
派手なことではないけれど、とっても大事な仕事です。
写真送ります
母へ Ponyより

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